米津玄師は、音楽だけでなく
絵も上手いことをご存じでしょうか?
実は米津玄師は、楽曲制作だけでなく、
イラストやアートの分野でも才能を発揮してきたアーティストです。
ボカロP「ハチ」として活動していた頃から、
楽曲の世界観を表現するイラストや映像制作にも携わってきました。
さらに、自身のCDジャケットのアートワークを手がけたり、
イラスト集『かいじゅうずかん』を発表したりするなど、
音楽以外の創作活動でも注目を集めています。
では、米津玄師はなぜこれほど絵が上手いのでしょうか?
その背景には、幼い頃から絵を描いてきた経験や、
漫画家を目指していた時期が関係していると考えられます。
この記事では、米津玄師の画力や代表的なイラスト作品、
絵の才能が育まれた背景を分かりやすく紹介します。
音楽とアートの両方から、米津玄師の魅力を探っていきましょう。
米津玄師はなぜ絵が上手い?
米津玄師の絵が上手いといわれるのは、
単にイラストをきれいに描けるからだけではありません。
人物や架空の生き物を描く表現力、独特な色使いや構図、
そして作品ごとに感じられる世界観も大きな魅力です。
実際に、イラスト集『かいじゅうずかん』の制作や、
自身の楽曲に関連するアートワークにも携わってきました。
その画力の背景には、幼い頃から絵に親しみ、
長年にわたって創作を続けてきた経験があります。
まずは、米津玄師が絵を描き始めた頃から
振り返ってみましょう。
幼い頃から絵を描き続けていた
米津玄師の絵の上手さを考えるうえで、まず知っておきたいのが
子どもの頃からの経験です。
2015年のインタビューで米津玄師は、音楽を本格的に聴き始めたのは
中学生になってからで、それ以前は絵ばかり描いていた子どもだったと
振り返っています。
つまり、音楽よりも先に身近にあった表現方法が「絵」だったのです。
2024年のテレビインタビューでも、中学生頃までは漫画家になりたかった
ことを明かしています。
現在の画力だけを見ると、生まれつき何でもできる「天才」という印象を
持ちますが、実際には幼い頃から長期間、絵を描いてきた経験があります。
米津玄師の絵の上手さは、才能だけで説明するより、
長く描き続けてきた時間まで含めて考える方が自然でしょう。
漫画家になることを夢見ていた
米津玄師が好きだった作品として本人が挙げているのが、
『ドラえもん』『NARUTO -ナルト-』『ONE PIECE』などです。
特に漫画への関心は強く、子どもの頃には漫画家という職業に
憧れていました。
2025年の宇多田ヒカルとの対談でも、小学生から中学生頃まで
漫画を描いていたことを話しています。
音楽活動で知られるようになる前に、これだけ長く漫画や絵に
向き合っていたことを考えると、現在のイラスト制作も
突然始まった別の才能ではないことが分かります。
米津玄師のイラストを楽しめるアイテムとして、2026年には
「ミニCDコレクション」も登場しました。
**シークレットの正体についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。**
絵の才能には母親の影響もあった?
本人が語った母親とのエピソード
米津玄師は2015年のインタビューで、母親もイラストを描くのが
上手かったことを話しています。
本人自身がそのことに触れ、絵との関わりについて語っているため、
家庭の中にも絵を身近に感じる環境があったことはうかがえます。
ただし、「母親から絵の才能を遺伝した」と断定することはできません。
本人の発言にはそう感じているようなニュアンスもありますが、
実際の画力が遺伝によるものかどうかは別の話だからです。
確認できる事実として大切なのは、幼い頃から自然に絵を描き、
漫画に親しんできたことです。
絵は自分を表現する方法でもあった
米津玄師は幼少期について、周囲とのコミュニケーションに
難しさを感じていた時期があり、その感覚を埋めるものとして
絵や音楽があったように思うとテレビインタビューで語っています。
ここから「孤独だったから絵が上手くなった」とまで
結びつけることはできません。
ただ、米津玄師にとって絵は、単なる趣味以上に自分の内側にあるものを
外へ表現する方法の一つだったと考えることはできそうです。
ハチ時代から音楽と絵を作っていた
ボカロ作品でも視覚表現に関わる
米津玄師は2009年頃から、「ハチ」名義でVOCALOIDを使用した
楽曲を発表していきます。
現在の米津玄師を理解するうえで特徴的なのは、
「音楽を作る人」「絵を描く人」と完全に分かれていないことです。
作詞・作曲だけでなく、イラストや映像制作にも関わりながら
作品の世界を形にしてきました。
米津玄師名義になってからも、そのスタイルは続いています。
代表的なのが「アイネクライネ」のMVです。
本人が企画からイラスト、編集まで手掛けたアニメーション作品で、
音楽と絵を一緒に味わえる代表的な映像の一つとなっています。
絵は楽曲の世界を広げる役割も
米津玄師の絵を見るときは、「上手いかどうか」だけでなく、
楽曲との関係を見るとさらに面白くなります。
曲を聴いて生まれるイメージをジャケットや映像でも提示することで、
音だけでは見えなかった世界が視覚的にも広がっていきます。
この点は、総合的な才能を扱う「なぜ天才と言われるのか」とは
少し違います。
絵そのものの技術に加えて、音楽とビジュアルをつなげてきたことが、
米津玄師のアートの特徴なのです。
『かいじゅうずかん』で分かる画力と発想力
41体の架空のかいじゅうを描いた
米津玄師の絵をじっくり見たいなら、代表的な作品の一つが
『かいじゅうずかん』です。
→米津玄師かいじゅうずかんカード全22種一覧!販売情報も解説はこちら
もともとは『ROCKIN’ON JAPAN』で連載され、2016年に
初の単行本として発売。
書籍化にあたって新たな作品も加わり、全部で41体の架空の「かいじゅう」が
収録されました。
興味深いのは、単にキャラクターの絵を並べただけではないことです。
それぞれに名前があり、どこに住み、何を食べ、どのように生きているのかまで文章で設定されています。
さらに作品世界を音楽で表現した楽曲「love」も収録されました。
絵・文章・音楽が一つの作品になる
『かいじゅうずかん』を見ると、米津玄師にとって絵が
音楽とは別の趣味ではないことがよく分かります。
イラストを描き、文章で物語を与え、さらに音楽へつなげる。
一つのイメージを複数の表現方法で形にしています。
画力だけを競う作品ではなく、キャラクターの背景まで想像させる点に
米津玄師らしさがあります。
「絵が上手い」と検索して米津玄師を知った人にとっても、
その先にある創作スタイルを理解できる作品と言えるでしょう。
米津玄師が手がけたCDジャケットとイラスト作品
「Plazma」のイラストも米津玄師
米津玄師の絵は、ハチ時代や過去の活動だけのものではありません。
2025年に発表された「Plazma」では、ジャケットイラストを
米津玄師本人が描き下ろしました。
描かれているのは、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の
マチュとニャアンです。
公式サイトでも米津玄師本人による描き下ろしであることが
明記されています。
さらに「BOW AND ARROW」のジャケットについても、
公式ページには米津玄師によるイラストであることが示されています。
子どもの頃に漫画家を夢見ていた人物が、音楽家として大きな成功を
収めた後も、作品の顔となる絵を自ら描いている。
この継続性は、米津玄師の画力を考えるうえで
見逃せないポイントです。
「音楽家なのに絵も上手い」だけではない
米津玄師について、「歌手なのに絵まで描けてすごい」と
紹介されることがあります。
もちろん、それも間違いではありません。
音楽とビジュアルを一つの作品世界として表現できることも特徴です。
ただ活動を時系列で見ると、少し違った姿が見えてきます。
音楽家になった後で新しく絵を始めたのではなく、
幼少期の絵
↓
漫画への憧れ
↓
ハチ時代の創作
↓
MVや『かいじゅうずかん』
↓
現在のジャケット制作と続いています。
つまり「音楽+絵」というより、もともと複数の方法で自分のイメージを
表現してきた人が、現在もその方法を使い続けていると見る方が
実像に近そうです。
音楽とビジュアルを一つの作品世界として表現できることも特徴です。
米津玄師の絵の原点や作品についてはこちらで詳しく紹介しています。
米津玄師の絵が評価される理由
技術だけでなく世界観まで伝わる
米津玄師の絵が印象に残る理由は、
単純なデッサン力だけでは説明しきれません。
『かいじゅうずかん』では、架空の生き物に独自の設定や
物語を与えています。
また、楽曲に関連するイラストでは、
音楽の雰囲気や作品の世界観を視覚的に表現してきました。
つまり、米津玄師の絵は、単に上手く描かれたイラストではなく、
見る人の想像力を刺激する表現でもあるのです。
ここからは筆者の考察ですが、米津玄師の絵の魅力は、
「何を描くか」だけでなく、「その絵から何を想像させるか」
にもあると感じます。
絵と音楽、そして物語が互いに結びついていることが、
米津玄師ならではの魅力ではないでしょうか。
長年の創作が現在の画力につながっている
では、米津玄師はなぜこれほど絵が上手いのでしょうか?
その理由を一つだけに決めることはできません。
しかし、幼い頃から絵に親しみ、漫画家を夢見ていた経験は、
現在の創作活動を考えるうえで重要な背景といえるでしょう。
その後も、イラストや映像、書籍、CDジャケットなど、
さまざまな形で表現を続けてきました。
米津玄師の画力を考えるとき、生まれ持った才能だけでなく、
長年積み重ねてきた創作経験にも目を向けたいところです。
さらに、音楽と絵を結びつける独創的な発想力も、
作品の大きな魅力となっています。
技術と経験、そして豊かな想像力。
その積み重ねが、米津玄師の絵が多くの人から
注目される理由の一つだと考えられます。
米津玄師の絵の原点や作品についてはこちらで詳しく紹介しています。
→米津玄師が唯一無二と言われる理由はこちら
まとめ|米津玄師の絵は長年の創作から生まれた
米津玄師は、音楽だけでなく絵の分野でも才能を発揮してきた
アーティストです。
米津玄師が絵を上手く描ける背景には、幼い頃から絵に親しみ、
長年にわたって創作を続けてきた経験があります。
子どもの頃には漫画家に憧れ、その後もハチ時代のイラストや映像、
『かいじゅうずかん』、CDジャケットのアートワークなど、
幅広い表現活動を続けてきました。
米津玄師の絵の魅力は、単にデッサン力が高いこと
だけではありません。
音楽や物語と結びついた独自の世界観を表現できることも、
大きな魅力です。
だからこそ、その画力は「音楽家なのに絵も上手い」という
意外な特技だけでは語れません。
長年の創作経験と豊かな想像力が結びついていることこそ、
米津玄師の絵が多くの人を惹きつける理由の一つなのでしょう。
これからも、音楽だけでなくイラストやアートワークを通じて
どのような世界を見せてくれるのか、楽しみですね。


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